話せば長くなるのですが、まず結論から言いますと、
ゴトーのブリッジ(GTC201またはGTC202)は、アメリカンビンテージテレキャスター(※以下ビンテレ)に対応します。
この「GTC201」と「GTC202」の違いはサドルの材質で、「ブラス」か「スティール」かの違いになります。 |
頂いたメールには特に「ゴトー製」に限定している訳ではなさそうだったので、本家のUSA製パーツも調べてみました。
ビンテレ用の6連サドルブリッジは純正でも出ているのですが、これはいわゆる60年代後半から70年代にかけてよく使われていた、ブリッジプレートのサイドが52テレと同様に折れ曲がったタイプのものでした。
それから、もう一種類アメリカンテレキャスター(※以下アメテレ)に付いているブリッジプレートの分厚いタイプもありました。
ただし、このアメテレのブリッジは輸入元も補修用パーツとしてしか輸入していないようで、ちょっとレアなパーツのようです。 |
以上の様な内容のメールをご質問頂いたお客様にお送りしました。
そしてお返事を頂いたのですが、、、
そこには、以下のように書かれてありました。
「アメテレのブリッジは、ねじ穴からピックアップ穴までの距離が違うためビンテレにはザクリ(穴空け加工)を入れないとつかない」と聞きました。
・・・そう言えば僕も聞いた事があるような。。
そこで以下のように「ゴトーのブリッジのサイズ」で絵を重ねて比べてみました。
ご参照下さい。 |

Fender American Vintage Tele '52

Fender American Tele |
以上のように、ビンテレとアメテレのブリッジは、サイズ(固定用ネジ穴の位置)が違うみたいです。
ですから、ビンテレのブリッジ交換はゴトーのパーツで出来るのですが、アメテレのブリッジ交換はFender純正の物しか交換できない。と言う事が分かりました。
ビンテレのブリッジは元々が3連のバーサドルのブリッジなので6連サドルに交換しよう!と思う人は多いはずです。が、アメテレの場合、元々が6連サドルのブリッジなので壊れたりしない限りあまり交換しようと思う人はいないはず。
なので、輸入元も補修用としてしかパーツを用意していないんですね〜(推測ですが・・・)
「ビンテレのブリッジ交換はゴトーのパーツで出来る」と書きましたが逆に言うと
「ビンテレに6連サドルのブリッジを取り付けるなら、ゴトーがバッチリ!」とも言えますね。
ですので、ビンテレをお持ちの方で、「6連サドルのブリッジにしたいなぁ〜」とお考えの方は、是非、GOTOHをご利用下さい!(笑)
少しでもテレキャスター好きな方のお役にたてたでしょうか?
他にも素朴な疑問や質問などあれば、お気軽にメール下さいね!出来るだけ調べてみますので・・・ |
*追記
そして、このページの内容をご覧になったお客様からメールを頂きました。
どんな内容か?と言いますと・・・
「同じフェンダーでもメキシコ製の”スタンダード”と言うモデルを持っているのですが、この”スタンダード”もアメテレ同様にフェンダーの純正しか合わないのでしょうか?」
なるほど、僕としたことがメキシコ製のフェンダーを忘れておりました。
メキシコ製のフェンダーをお持ちの皆様、スミマセンm(__)m
そこで早速調べてみました。
僕のカンでは、ゴトーのパーツが合うんじゃないかな?と思うのですが・・・どうでしょうか?
前回同様、写真でサイズを合わせて見ることにしました。 |

Fender Standard Tele
|
・・・と、言うわけでメキシコ製にもサイズ的にはゴトーのパーツが合うみたいですネ。
ブリッジ部分はサウンドに直接影響する所ですので、しっかりした物に変えるとサウンドもグレードアップ出来ると思いますよ! |
それから同じお客様にもう一つご質問を頂きました。
「スチールサドルのブリッジ(GTC202)とブラスサドルのブリッジ(GTC201)ではどのように違いますか?」
音の違いは、説明が難しいのですが、あえて書いてみますと
スチールの方が「より金属的で、輪郭のある音」
ブラスの方が「暖かみがあり、中低音に存在感がある」
・・・と言う感じです。 |
またまたメール頂きました!テレキャスターのブリッジについて!
今度は、
「FENDER JAPANのテレキャスター・カスタム(TC72)をもっているのですが、
そのギターにGTC201、GTC202は取り付け可能でしょうか?」
との事でしたので、早速調べてみました!
下の図をご覧下さい。 |

Fender J TC72-70 |
結論を言うとフェンダージャパンのテレキャスター(TC72-70)にゴトーのブリッジ(GTC201、GTC202)は合います。※一部モデルではブリッジの加工及び取り付けねじの流用が必要です。
フェンジャパ(TC72-70)のブリッジは比較的薄目なので、ゴトーの物にかえるとサウンドがぐっと引き締まると思いますよ。
あと、余談ですがシングルイサイズのハムバッカーをテレキャスター(のリア)に取り付けると原因不明(実は原因がありますが・・・)のハウリングが発生してしまう事があるのですが、ブリッジを厚めのプレートの物(たとえばゴトーのGTC201、GTC202)に変えると軽減(と言うかほとんどの場合解消)されます。
ハウリングで悩んでいた方は一度おためし下さい。 |
ご注意下さい! |
お客様より頂きました情報によりますと、「GTC201(GTC202)」をフェンダージャパンのテレキャスターモデルに取り付ける場合、、、
1、ピックアップ取り付けねじ穴の径が合わない。
(ゴトーブリッジの方がねじ穴が小さい為、ネジ穴を広げる必要があります)
※現在では、修正されておりますので、そのままお使い頂けます。
2、ブリッジ取り付け用のねじ寸法が合わない。
(取り付けねじが付属の物では長い為、オリジナルのねじを流用する必要がある)
と言う問題が生じます。
今回、確認されたのはTC72-70(おそらく2004年の生産)ですが、他のフェンダージャパン製テレキャスターもほとんどの場合同じ問題が出る可能性がございます。 |